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内窓の補助金はいくら戻る?実例3件の交付額をすべて公開

内窓の補助金はいくら戻る?実例3件の交付額をすべて公開

内窓の見積りを見ながら、いちばん知りたいのは「で、いくら戻ってくるのか」という一点だと思います。

この記事では、当社が実際に交付を受けた3件の金額を並べて、総額に対してどのくらいの補助額になったのかを実数で示します。割合が一定ではない理由も、あわせて整理します。

作成者 鈴木 八十八(株式会社住工房スパイス 代表/LIXIL窓マイスター) プロフィール

作成日 2026年9月1日 最終更新日 2026年9月1日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約7分

内窓の補助金は、実際にいくら戻りましたか?

当社の公開事例では、工事総額105万円で補助金40万円、62万円で14.1万円、約35万円で5万6,000円でした。いずれも実際に交付を受けた金額です。

施工事例(浜松市) 施工内容 工事総額/補助金額
中央区幸 K様邸内窓(YKK AP ウチリモ)を寝室ほか+ユニットバスに設置、内部結露したペアガラス交換約35万円/5万6,000円
中央区舞阪町 K様邸内窓(LIXIL インプラス)+外窓の見直し+トイレ交換ほか62万円/14.1万円
中央区中田町 M様邸内窓(YKK AP ウチリモ)13か所・ユニットバス含む105万円/40万円

出典:当社の公開施工事例(幸K様邸舞阪町K様邸中田町M様邸・2026年8月21日確認)。適用した制度は年度により異なります。

105万円の工事では、自己負担額は65万円になりました。適用した制度は年度により異なります。舞阪町K様邸は住宅省エネキャンペーン2024の先進的窓リノベ2024事業・子育てエコホーム支援事業を活用した事例です。

総額に対する割合は決まっていますか?

決まっていません。補助額は工事総額の何割という計算ではなく、窓ごとの製品と大きさに応じた額の積み上げで決まるためです。

3件の施工事例について工事総額に対する補助金額の大きさを横棒で比較した図 図1 工事総額と補助金額(当社実例3件) 中田町M様邸(13か所) 総額105万円 → 補助40万円 舞阪町K様邸 総額62万円 → 補助14.1万円 幸K様邸(寝室ほか) 総額約35万円 → 補助5.6万円 規模が大きいほど補助額も大きくなりますが、総額に対する比率は事例ごとに異なります。 金額は個別の実例です。適用した制度は年度により異なります。 出典:当社の公開施工事例(2026年8月21日確認)

割合で考えると見積りの読み方を誤ります。補助額は「どの窓に、どの製品を、いくつ入れるか」の積み上げです。同じ総額でも、対象になる窓の数と大きさが違えば補助額は変わります。

同じ13か所でも、金額は変わります

中田町M様邸の13か所には、リビングの大きな窓も、廊下の小窓も、ユニットバスの窓も含まれています。面積の大きい窓ほどガラスとサッシの量が増え、補助額も変わります。さらにM様邸では、西面など日射の強い面にLow-E遮熱ブルー、南面にLow-Eクリアと方角によってガラスを使い分けました。

つまり「13か所だからこの金額」ではなく、「どの窓に、どの製品を入れたか」の結果としてこの金額になった、という順番です。ご自宅で見積もるときも、この積み上げをたどることになります。

上限と下限はどうなっていますか?

2026年度の制度では、住宅1戸あたり100万円が上限です。また1申請あたりの合計補助額が5万円以上の工事が対象という下限も設けられています。

項目 内容 確認先
制度名先進的窓リノベ2026事業(環境省)公式サイト
上限額住宅1戸あたり100万円同上
対象の下限1申請あたりの合計補助額5万円以上同上
交付申請の受付リフォーム(戸別)2026年3月31日〜/遅くとも2026年12月31日まで同上
申請方法登録された窓リノベ事業者を通じて申請同上

補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年8月時点で公式サイトに掲載されている内容です。公式サイトでは予算に対する補助金申請額の割合が公表されており、2026年8月21日時点の表示は18%(概算値)でした。予算上限に達した時点で交付申請の受付は終了します。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、ご契約前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。

契約から着工、工事完了、交付申請までの流れを4段階で示す図 図 補助金を使うときの進み方 STEP 1 契約する 工事請負契約と 共同事業実施規約 STEP 2 工事に着手 工事前写真を撮影 ※予約は任意・着工後 STEP 3 工事完了・引渡し 工事後写真を撮影 STEP 4 交付申請 完了・引渡しの後に 事業者が申請 交付申請は工事の完了と引渡しのあとに、窓リノベ事業者が行います。 手続きは窓リノベ事業者が行い、工事発注者ご自身では申請できません。要件は年度ごとに変わります。 出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト「申請手続きの詳細(住宅)」(2026年8月21日確認)

出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト(2026年8月21日確認)。制度の詳細は高性能窓リノベ2026の補助額・対象要件・申請フローにまとめています。

小さな工事は下限に届かないことがあります

見落とされやすいのが下限のほうです。窓1か所だけの小さな工事では、合計補助額が5万円に届かないことがあります。どの窓をまとめて対象にするかは、困りごとの優先順位と、この下限の両方を見ながら決めます。

幸K様邸のように、寝室の内窓に加えてユニットバスの窓を含めると、下限を満たしやすくなります。当社では、工事の範囲を決める段階でこの点を確認しています。

補助金はどうやって手元に届きますか?

交付申請は工事の完了と引渡しのあとに、登録された窓リノベ事業者が行います。公式サイトでは、事業者から共同事業者への還元方法として2つの方法が示されています。

よく誤解されるのが「交付申請の予約」です。予約は任意で、着工前に済ませておく必要はありません。公式サイトでは、予約の手続きができる時期は「リフォームに用いる対象製品が決定し、契約工事全体のうち最初の工事に着手した以降」と示されています。つまり予約は着工の前ではなく、着手したあとに行うものです。予約をするかどうかは、予算の執行状況を踏まえて窓リノベ事業者が判断します。

01工事代金に充当する方法|補助額を工事代金から差し引く形

02現金で支払う方法|還元の時期をあらかじめ両者で合意する

現金で支払う方法の場合、公式サイトでは窓リノベ事業者は補助金の交付から遅くとも2か月以内に還元を完了することが必要、とされています。実際の扱いは契約の際にご説明します。申請手続きは自分でやる必要がありますかのご質問もあわせてご覧ください。

うちの場合、どのくらいの規模になりそうですか?

対象にしたい窓の数と大きさが分かれば、補助額のおおよその規模は見当がつきます。下のチェックで、いま検討している窓に当てはまる数を数えてみてください。

補助額の規模をつかむチェック

対象にしたい窓を思い浮かべて、当てはまるものにチェックを入れてください。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個対象が限られていそうです。下限の5万円に届くかを含めて現地で確認しましょう。
2〜3個複数の窓を対象にできそうです。窓ごとの製品と大きさから補助額を積み上げます。
4〜5個家全体で検討できる条件がそろっています。中田町M様邸に近い組み立てになる可能性があります。

チェックの5番目について補足します。2026年度の制度では、過去の先進的窓リノベ事業で補助を受けた開口部は対象外とされています。同じ窓を何度も対象にすることはできない、という考え方です。

工事の時期も判断に関わります

公式サイトでは、予算に対する補助金申請額の割合が公表されています。2026年8月21日時点の表示は18%(概算値)でした。予算上限に達した時点で交付申請の受付は終了するため、検討の時期そのものが判断の材料になります。

また、内窓は既製品ではなく窓のサイズに合わせて製作するため、採寸から取り付けまでに期間が必要です。締切が近づいてから動き出すと、この工程の時間を確保しにくくなります。

見積りのどこを見れば、補助額が読めますか?

窓ごとの製品と大きさが書かれているかどうかです。この2つが分かれば、補助額がどう積み上がっているのかを追いかけられます。

窓ごとの製品と寸法が書かれた見積りと総額だけの見積りで、確認できることの違いを対比した図 図2 補助額が読める見積りと、読めない見積り 補助額が読める見積り 補助額が読めない見積り 窓ごとに製品名が書かれている 窓ごとの寸法が分かる 対象製品かどうか照合できる 補助額の積み上げが追える 「内窓一式」とだけ書かれている 寸法の記載がない 対象製品かどうか分からない 総額でしか比べられない 補助額は窓ごとの積み上げのため、内訳が書かれていないと検算できません。 書き方は会社ごとに異なります。ここでは当社の見積りの考え方を示しています。 出典:当社の見積りの進め方(2026年8月時点)

当社の見積りでは、窓ごとのガラス仕様と、制度の対象製品かどうかを明記してご説明しています。金額そのものより、内訳が書かれているかどうかが判断の材料になります。

内窓の補助金はいくら戻りますか?
当社の実例では、工事総額105万円で40万円、62万円で14.1万円、約35万円で5万6,000円でした。窓の大きさ・数・製品によって変わるため、金額は現地を確認したうえでお見積りします。

補助金は現金で戻ってくるのですか?
2026年度の制度では、窓リノベ事業者から共同事業者への還元方法として、工事代金に充当する方法と現金で支払う方法があると公式サイトに示されています。実際の扱いは契約の際にご説明します。

工事総額の何割くらい戻りますか?
割合は一定ではありません。当社の実例でも、総額に対する補助額の比率は事例ごとに異なります。補助額は窓ごとの製品と大きさで決まるためです。

上限はいくらですか?
2026年度の制度では、住宅1戸あたり100万円が上限です。また1申請あたりの合計補助額が5万円以上の工事が対象という下限もあります。

申請すれば必ず受け取れますか?
受給を保証するものではありません。要件と審査があり、予算上限に達した時点で交付申請の受付は終了します。

わが家の補助額を、窓ごとに積み上げます

補助額は窓の数と大きさ、そして選ぶ製品で決まります。現地調査では、窓ごとに寸法と仕様を確認したうえで、対象になる窓と補助額の見込みを整理してご説明します。下限の5万円に届くかどうかも、その場で確認できます。

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