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築25年のリフォーム事例|屋根外壁から窓・水回りまで解説

築25年のリフォーム事例|屋根外壁から窓・水回りまで解説

築25年。外壁のコーキングが切れ、屋根のカラーベストも色あせてきた。塗装で済ませるべきか、それとも思いきって手を入れるべきか——。

この記事では、浜松市中央区西山町のS様邸で実際に行ったフルリフォームを、屋根・外壁の判断から窓・水回りまで、順にたどります。

作成者 鈴木 八十八(株式会社住工房スパイス 代表/LIXIL窓マイスター) プロフィール

作成日 2026年9月1日 最終更新日 2026年9月1日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約7分

築25年の家では、どこが傷んでいましたか?

西山町S様邸では、約30年間メンテナンスをほぼしていなかったとのことで、外壁のコーキングが切れ、窓廻りやコーナー部にサイディングの傷みが見られました。

屋根のカラーベストも同様に経年劣化が進んでおり、塗装だけでは不安が残る状態でした。S様からは「今後30年以上安心して暮らせるように」というご希望をいただき、屋根・外壁ともにしっかりリニューアルする方針で進めました。

出典:西山町S様邸の施工事例(補助金を活用して築25年の家をフルリフォーム西山町S様邸フルリフォーム②・2026年8月21日確認)。

外装には何を採用しましたか?

外壁はKMEWの金属サイディング「はる一番」、屋根はオークマのカバールーフ屋根材C/guard(シーガード)を採用しました。付帯部はプレミアムシリコンで塗装しています。

01外壁メイン|KMEW 金属サイディング「はる一番」スタイリッシュライン(グラングレー/横張り)

02バルコニー部|同 フロウボーダー(ブラック/縦張り)

03屋根|オークマ カバールーフ屋根材 C/guard(シーガード)/ブラック

04付帯部|プレミアムシリコンで塗装

横張りと縦張りを使い分けることで、単調にならず引き締まった印象に仕上がりました。外装は見た目だけでなく、耐久性と安心感を重視して計画した部分です。

外装を塗装でメンテナンスする場合と張り替え・カバーでリニューアルする場合の違いを対比した図 図1 塗装で済ませる場合と、リニューアルする場合 リニューアルを選ぶ場面 塗装で対応できる場面 コーキングが切れている サイディング自体が傷んでいる 屋根の経年劣化が進んでいる 長く住み続ける前提がある 下地が健全である 傷みが表面に留まっている 前回の施工から年数が浅い 次のメンテナンスまでを見込む 同じ「外装の工事」でも、下地の状態によって選ぶ方法が変わります。 現地状況(劣化・下地)によって、塗装/カバー/張り替えの最適解は変わります。 出典:西山町S様邸の施工事例(2026年8月21日確認)

窓や水回りはどうしましたか?

窓断熱(内窓・二重窓、外窓交換)に加え、キッチン、ユニットバス、トイレ、洗面化粧台、エアコンなどをあわせて工事しました。

築25年という節目では、設備の交換時期と外装のメンテナンス時期が重なりやすくなります。足場が必要な工事とそうでない工事をまとめておくと、工事のたびに発生する準備を一度で済ませられます。

窓は「はつり工法」も選択肢に入ります

窓の工事には、既存の窓の内側に内窓を足す方法のほかに、外窓そのものを交換する方法があります。西山町S様邸では、内窓・二重窓と外窓交換の両方を採用しました。窓ごとにどちらが向くかは、サッシの状態と周囲の納まりによって変わります。

下地が健全な場合から傷みが進んだ場合まで、選べる外装工事の幅を示す図 図2 下地の状態と、選べる工法の幅 下地が健全(塗装で対応) 下地の傷みが進行(張り替え・カバー) 右に近いほど、塗装だけでは対応しきれず、張り替えやカバーが選択肢に入ってきます。 現地状況(劣化・下地)によって最適解は変わります。判断は現地確認のうえで行います。 出典:当社の施工の進め方(2026年8月時点)

足場を組む工事は、まとめて考えます

屋根と外壁は、どちらも足場が必要な工事です。別々の時期に行うと、足場の準備がそのつど発生します。当社の別の事例では、雨漏りの調査をきっかけに足場を組むことになり、この機会に外壁のメンテナンスも同時に行った案件がありました。

築年数が経ってくると、傷んでくる場所は一か所ではありません。どの工事をひとまとめにするかで、段取りも費用の組み立ても変わってきます。

完成後、お客様はどう感じられましたか?

新しい外観をご覧になったS様の第一声は、短い一言でした。事前にすべてのイメージが出来ていた様子だったのが印象的です。

「かっこいい!」

どうやってイメージを固めたのかを伺うと、「ネットでとことん調べた」とのことでした。こだわりを形にするお手伝いができたことは、私たちにとっても嬉しい瞬間でした。

出典:西山町S様邸の施工事例(築25年の家をフルリフォームした事例・2026年8月21日確認)。お客様の言葉は公開記事に掲載されている原文です。

費用はどのくらいかかりますか?

西山町S様邸の工事総額は、公開している記事に記載がありません。当社が金額を公開している内窓の事例は、約35万円から105万円までの3件です。

施工事例(浜松市) 施工内容 工事総額/補助金額
中央区幸 K様邸内窓(YKK AP ウチリモ)を寝室ほか+ユニットバスに設置、内部結露したペアガラス交換約35万円/5万6,000円
中央区舞阪町 K様邸内窓(LIXIL インプラス)+外窓の見直し+トイレ交換ほか62万円/14.1万円
中央区中田町 M様邸内窓(YKK AP ウチリモ)13か所・ユニットバス含む105万円/40万円

出典:当社の公開施工事例(幸K様邸舞阪町K様邸中田町M様邸・2026年8月21日確認)。適用した制度は年度により異なります。

フルリフォームは工事の範囲が一軒ごとに大きく異なるため、相場という形でお示しできる数字を当社は持っていません。金額は、どの工事をどこまで行うかを決めてからでないと出せません。現地調査では、まず何をどこまでやるかの整理からご一緒します。

築25年の家で、どこから考えればよいですか?

傷んでいる場所と、交換時期が近い設備を書き出すところからです。下のチェックで当てはまる数を数えてみてください。

築年数の経った住まいの点検チェック

ご自宅を思い浮かべて、当てはまるものにチェックを入れてください。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個まだ全体に手を入れる時期ではないかもしれません。気になる箇所の点検からで十分です。
2〜3個複数の箇所で時期が近づいています。順番を決めて計画的に進める形が向きます。
4〜5個外装と設備の時期が重なっています。足場の段取りを含めてまとめて考える価値があります。

補助金は使えますか?

既存住宅の開口部の断熱改修工事であれば、2026年度の制度の対象になります。西山町S様邸も、補助金を活用したフルリフォームとして施工しました。

項目 内容 確認先
制度名先進的窓リノベ2026事業(環境省)公式サイト
上限額住宅1戸あたり100万円同上
対象の下限1申請あたりの合計補助額5万円以上同上
交付申請の受付リフォーム(戸別)2026年3月31日〜/遅くとも2026年12月31日まで同上
申請方法登録された窓リノベ事業者を通じて申請同上

補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年8月時点で公式サイトに掲載されている内容です。公式サイトでは予算に対する補助金申請額の割合が公表されており、2026年8月21日時点の表示は18%(概算値)でした。予算上限に達した時点で交付申請の受付は終了します。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、ご契約前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。

契約から着工、工事完了、交付申請までの流れを4段階で示す図 図 補助金を使うときの進み方 STEP 1 契約する 工事請負契約と 共同事業実施規約 STEP 2 工事に着手 工事前写真を撮影 ※予約は任意・着工後 STEP 3 工事完了・引渡し 工事後写真を撮影 STEP 4 交付申請 完了・引渡しの後に 事業者が申請 交付申請は工事の完了と引渡しのあとに、窓リノベ事業者が行います。 手続きは窓リノベ事業者が行い、工事発注者ご自身では申請できません。要件は年度ごとに変わります。 出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト「申請手続きの詳細(住宅)」(2026年8月21日確認)

出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト(2026年8月21日確認)。制度の詳細は先進的窓リノベ2026の完全ガイドにまとめています。

築25年だと、どこから手をつけるべきですか?
外装と内装のどちらを先にするかは、下地の状態によって変わります。西山町S様邸では、屋根・外壁のリニューアルから着手しました。足場が必要な工事は、まとめたほうが段取りに無理がありません。

外壁は塗装とカバー、どちらがよいですか?
現地の状況によって最適な方法は変わります。西山町S様邸では、コーキングの切れやサイディングの傷みが見られたため、塗装ではなく金属サイディングによるリニューアルを選びました。

窓のリフォームも一緒にできますか?
できます。西山町S様邸では、窓断熱(内窓・二重窓、外窓交換)を含めたフルリフォームを行いました。

工事の総額はいくらでしたか?
西山町S様邸の工事総額は、公開している記事に記載がありません。当社が金額を公開している内窓の事例は、約35万円から105万円までの3件です。

築25年でも補助金は使えますか?
既存住宅の開口部の断熱改修工事であれば、2026年度の制度の対象になります。対象になるかは工事の内容と使用する製品によって決まります。

まず、下地の状態を見せてください

築25年前後の住まいでは、塗装で足りるのか、それとも張り替えやカバーが要るのか、下地の状態を見ないと判断できません。現地調査では、外装の状態確認から、窓や水回りの交換時期の整理までご一緒します。工事のご依頼を前提としないご相談だけでも構いません。

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