ペアガラスなのに寒い?その理由を「性能の違い」でやさしく解説
こんにちは!住工房スパイスのブログにご訪問いただきありがとうございます。
「うちはペアガラスだから、そこまで寒くないはず…」
そう思っているのに、実際は窓の近くが寒い/夏は暑い。そんなお悩みはありませんか?
実は、“ペアガラス”という言葉だけでは断熱性能は判断できません。
ペアガラスにも性能の幅があり、さらにサッシ(窓枠)の素材によって体感は大きく変わります。
この記事では、先進的窓リノベ2026で話題になった「内窓のAグレード(一般複層ガラス)が補助金対象外になった意味」にも触れながら、
「従来のペアガラスは断熱性が低いってこと?」という疑問を、できるだけ分かりやすく整理します。
- 「ペアガラス=十分」とは言い切れない理由
- Low-Eガラスやガス入りで何が変わるのか
- Aグレードが補助金対象外になった意味
- 今の家に合う“窓の断熱”の考え方
ペアガラスは、ガラスが2枚になっていて、その間に空気の層(空気層)があります。
1枚ガラスよりは断熱性が上がるため、“最低限の改善”としては有効です。
ただし、ここがポイントです。
ペアガラス=どれも同じ性能ではありません。
たとえば、ペアガラスには大きく次のような違いがあります。
- 一般的なペアガラス(特別な加工なし)
- Low-E(ローイー)ガラス入り(熱の出入りを抑える加工)
- ガス入り(空気より熱を伝えにくいガスを封入)
この違いが、冬の「暖かさが逃げる感じ」や、夏の「熱が入る感じ」にそのまま出ます。
Low-E(ローイー)ガラスは、ガラスの表面に目に見えない金属の膜をつけたガラスです。
この膜が、熱の出入りを抑える“フィルター”のように働きます。
- 冬:室内の暖かさが外へ逃げにくくなる
- 夏:屋外の暑さが室内へ入りにくくなる
「同じペアガラスでも、Low-Eが入るだけで体感が変わる」と言われるのは、このためです。
ペアガラスの間の空気を、空気より熱を伝えにくいガスに置き換える仕様があります。
代表的なのがアルゴンガスです。
難しく聞こえますが、イメージはシンプルです。
ガラスの間に「熱が移動しにくい層」をつくることで、
冬の暖かさ・夏の涼しさを保ちやすくします。
つまり、「ただ2枚にした」ペアガラスと、Low-E+ガス入りでは、同じ“ペアガラス”でも別物になってきます。
ここで見落としがちなのが、サッシ(窓枠)です。
特にアルミサッシは、金属なので熱を伝えやすく、窓全体の体感に大きく影響します。
つまり、ガラスだけが良くなっても、サッシがアルミのままだと、
「窓の近くが寒い/暑い」という体感が残ることがあります。
先進的窓リノベ2026では、Aグレードの内窓が補助金対象外になりました。
Aグレードの内窓とは、枠は樹脂(断熱性が高い)で、ガラスが一般的なペアガラスという組み合わせの内窓です。
2025年まではAグレードとして補助金対象になっていました。
ここで誤解してほしくないのは、「Aグレード=ダメ」という意味ではないことです。
ただし、制度としては「これからの断熱改修としては性能が足りない」という判断が入った、ということになります。
Aグレード相当になりやすいのは、一般的なペアガラス(Low-Eなし・ガスなし)など、従来から多く使われてきた性能帯です。
単板ガラスよりは良い一方で、熱の出入りを止めきれないケースも多いのが実情です。
Aグレードの内窓が補助対象から外れたのは、
「昔は十分だった性能」から、
「これからは“体感が変わる断熱”が求められる時代」へ移ったサインです。
だからこそ、補助金の対象はSグレード以上(より断熱性能の高い窓)に寄っていきます。
「ペアガラスなのに寒い」という方は、まず“性能帯”を確認するだけでも判断がしやすくなります。
- ペアガラスにも性能差がある(一般タイプ/Low-E/ガス入り)
- Low-Eは熱の出入りを抑える“膜”が入ったガラス
- ガス入りはガラス間の熱の移動を抑える
- サッシがアルミだと体感が残ることがある
- Aグレード対象外は「より高性能が求められる時代」のサイン
同じ“ペアガラスの家”でも、窓のサイズ・方位・サッシの素材で最適解は変わります。
住工房スパイスでは、浜松エリアの住宅事情に合わせて「体感が変わりやすい優先順位」を分かりやすくご提案しています。
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※補助金制度や対象条件は年度・予算・時期により変更される場合があります。最新状況はお問い合わせ時にご案内いたします。
※Low-Eやガス入り等のガラス仕様は、製品シリーズ・サイズ・方位・地域区分により選定が変わることがあります。