築70年のオンボロ住宅がどれだけ変わるのか?浜松で実践した買取再販物件の断熱・耐震補強フルリフォーム
こんにちは!住工房スパイスのブログにご訪問いただきありがとうございます。
私たちは「何か地球にいいことできるかな?」を合言葉に、断熱リフォームやエコリフォームを通じて地球環境と次世代の子どもたちの未来を守る家づくりに取り組んでいます。
このブログでは、「住んで快適」「使ってエコ」を実現するための断熱や省エネ設備のノウハウ、リフォーム実例、浜松エリアの気候に合った住まいのアイデアなどを分かりやすくお届けしています。
今回のテーマ:どれだけ変わる⁉築70年・オンボロ住宅のリフォーム
浜松市内で購入した築70年の住宅を、断熱リフォーム・耐震補強・設備更新まで含めてフルリフォームした事例です。
見た目をきれいにするだけではなく、「住んで快適」「使ってエコ」の実現しました。
また「住んでから後悔しないか」を考慮して買取再販物件を検証しました。
この記事でわかること
- 築70年の住宅の「買ってよかった」を支える考え方
- 買取再販でも「断熱に手を入れた物件」を見極めるポイント
- 完璧じゃなくても断熱は意味がある理由(体感の話)
- ヒートショック対策(住宅の温度差リスク)
築70年のオンボロ住宅を購入した背景
築70年のオンボロ住宅を購入した背景
今回の住宅は、築70年ほど経過した、いわゆるオンボロ住宅でした。
購入時点では、
- 自社の事務所兼・断熱窓の体感ルームとして使うか
- 買取再販物件としてリフォーム後に販売するか
正直、判断に迷っていました。
どちらにしても、この先30〜40年使う前提で考えると、耐震補強・断熱改修・内装や設備の一新は欠かせない条件でした。
ポイント:築古物件は、構造(耐震)と住み心地(断熱性能)、水回り設備の更新の優先度が上がります。
購入検討時に感じた寒さと住宅の現況
購入検討時に感じた寒さと住宅の現況
購入を検討して現地で迷っていたのは2月の寒い午後でした。
内観・外観ともに年季が入り、室内に入った瞬間から「これは相当寒い家だな」と感じました。
サッシは約半分がアルミサッシの一枚ガラス、残りの半分は木製サッシの一枚ガラス。木製サッシは風でガタガタと鳴り、すき間風を歓迎しているような状態でした。
天井・壁・床には断熱材が入っておらず、直接風が当たらないだけで、ほぼ外と同じ気温だろうと推測できる状態でした。
補足:断熱性能が低い住宅は、外気の影響を受けやすく、室温が安定しにくくなります。
その結果、冷暖房の効きが悪くなり、光熱費削減もしづらくなります。
リフォームプラン検討|断熱・耐震・暮らしやすさ
リフォームプラン検討|断熱・耐震・暮らしやすさ
この住宅の大きな魅力は、南面に並ぶ4つの掃き出し窓による日当たりの良さでした。
晴れた日は、たっぷりと暖かな日差しが室内に入ります。
この日差しのぬくもりを、夜までしっかりと保ちたい。
そう考え、日中に取り込んだ熱を逃がさないための断熱リフォームを軸に、築70年という条件を踏まえて耐震補強も必須と判断しました。
内装はフルリフォームし、間取りも現代の暮らしに合う形へ変更。キッチン・浴室・トイレも最新のエコ設備へ一新しています。
買取再販リフォームで起こりがちな誤解
買取再販リフォームで起こりがちな誤解
買取再販物件のリフォームは、どうしても早く売るための見た目重視になりがちです。
その裏で、
- 暑さ
- 寒さ
- 結露
- カビ
といった問題が解消されないまま販売されるケースも少なくありません。住み始めてから気づく違和感の多くは、断熱性能の不足が原因です。
買取再販物件(リフォーム済み物件)=きれいで快適、ではありません。
大切なのは「どこにコストをかけているか」。
見えない部分に手を入れている物件は、住み始めてからの満足度が高くなりやすい傾向があります。
工事内容と構造面での対応
工事内容と構造面での対応
耐震補強
事前の耐震診断をもとに補強計画を立て、工事後は耐震評価1.5以上(倒壊しない)まで向上しました。
また工事中に天井を解体してみると、通常あるべき梁がなかったり、梁背(梁の高さ)が不足しているであろう箇所なども見つかり、必要な補強を追加しています。